土壌が汚染されているかを簡易に調べるには、何通りかの方法があります。
●土地利用履歴
現在の土地利用状況、過去の土地利用履歴、周辺の土地利用状況などを調べる。 1)不動産登記事項証明書(登記簿謄本)を入手する。法務局で入手可能。 ただし、通常言っている「住所」と「地番」は異なるので注意が必要です。
2)過去の土地利用履歴において工場であった場合や近所に工場等があれば、何の工場か調べる。業種別で危険度チェック。
●地図等
近辺の地図や航空写真を入手する。 1)住宅地図:国会図書館等で閲覧可能。年代別に存在する。
2)地形図(または国土基本図):国土地理院で入手可能。年代別に存在する。
3)航空写真:財)日本地図センターで入手可能。年代別に存在する。
●台帳の閲覧
都道府県もしくは市町村が管理している、要措置区域の台帳および形質変更時要届出区域の台帳(両者をまとめて「台帳」という)を閲覧し、近接した該当地がないかチェックする。 弊社では、全国の土壌汚染指定区域の検索ができます。
ただし、形質変更要届出区域の場合であれば、ほぼ問題はありません。
●地下水利用
自宅が既設井戸や地下水を利用していますか?
井戸水を利用していれば、比較的汚染の危険ありです。
●油臭・油膜
シャーレ等に気になる土壌を少量取り、水を浸してみましょう。
水の上に油膜等が浮きませんか? 浮いている場合、汚染の可能性が高いです。 また、土の臭いを嗅いで、油様の臭いがする場合も同様です。 臭わない場合でも、汚染されている可能性は十分あります。
ただし、簡易方法によるものなので、土壌汚染の有無を保証するものではありません。